毛野南小学校

１月３１日（火）の朝、３年生が今年度最後の音読発表をしました。

斎藤隆介 作、滝平次郎 絵 の絵本「モチモチの木」をアレンジして、群読しました。

３年生の国語の教科書に出てきます。

図書室にも、斎藤隆介 作 の絵本が何冊か置いてあります。

「まったく、豆太ほど臆病なやつはない。」

「もう、五つにもなったのに、夜中に一人で雪隠(せっちん)にも行けないのか！」

豆太　「だって、こわいんだもん。　だって、モチモチの木が立っているんだもん。」

じさま　「おうおう、豆太。　しょんべんか？」

「バサバサ、ザワザワ」

「臆病豆太。　弱虫豆太。」

「しょんべんも一人でできんのか。」

「何がそんなに怖いのか。　じさまと暮らす山の中。」

「ぐっすり眠る真夜中に、じさまを起こしてばかり。」

豆太　「夕べはよくもおどしたな。　お前なんか怖くないぞ。　やい、木！　実、落とせ！」

豆太　「じさまは、モチモチの木が怖くないの？」

じさま　「ああ、怖くないよ。」

じさま　「起きて見てみろ、そりゃあ、きれいだ。」

豆太　「おとうも見たことがあるの？」

じさま　「ほら、あの星を見てごらん。　あの木のてっぺんに見える小さな星。　あれがお前のとうさんの星なんじゃ。」

じさま（お腹をかかえながら）　「うーん。うーん。」

豆太　「じさまー！　お医者様を呼ばなくちゃ！」　

うーん。　うーん。　

　うーん。　うーん。

豆太　「じさまが、じさまが、たいへんだ！

ふもとの村へ。　ねまきのまんま。　はだしのまんま。　豆太は走る。　　

医者様　「安心せえ。　もう大丈夫じゃよ。」　

豆太　「医者様、頼んだよ！」

　モチモチの木に、ポッ、ポッと、ゆっくり、灯がついていきました。

豆太　「あっ！　ついてる！　モチモチの木に灯がついている！」

こちらは、実際の絵本です。　モチモチの木に灯がついた様子を表現しました。

豆太　「じさま、もう大丈夫なの？」　

じさま　「ああ、おまえのおかげでな。」

豆太　「おらもきのう、モチモチの木の灯を見たぞ！」

じさま　「そうだろう。　真夜中に本当にえらかったな。」

豆太　「おら、しょんべんだって、もうひとりでいけるぞ！」

（モチモチの木が）　バサバサ。　バサバサ。

豆太　「うわー！　おら、やっぱりまだこわいよー。」

保護者の皆さん、お越しいただきありがとうございました。

３年生の発表をウットリと聞いていらっしゃいました。

　　トリあえず終わって、ほっとしています。　

今年度の音読発表のトリを飾った３年生。　トリ年だけに、君たちにとって、ケッコーいい年になりますよ！　勉強も、チキンと頑張ってくださいね。