いのちのバトン~創立40周年記念教育講演会
去る6月29日(木)、演題「いのちのバトン~父相田みつをを語る」として、相田みつを美術館館長 相田一人さんを講師にお迎えして、創立40周年記念の教育講演会が開催されました。
PTA会員や地域の皆様など約200名にご参加いただきました。
お父様である「『相田みつを』さんの人生」や「作品に込められた思い」、「ご家族の思い出」などをユーモアとペーソスを交えて、お話いただきました。
はじめに、菊地PTA会長さんから講師紹介です。
この作品について、今感じていることと講演が終わるときに感じることに違いが感じられると嬉しいですとのお話がありました。
アトリエでお仕事をしているお父様は、気迫に満ちて、そばに寄れないほどだったそうです。
物事に行き詰まって、苦しいときにこそ行動することが大切です。
この後、お父様が作品に込めた思いを語るビデオを見せていただきました。このビデオは、美術館でしか見られないものだそうです。
ビデオの視聴後、家族についてのお話がありました。
この作品は、館長様が幼稚園でのお昼寝の時間に使ったお布団で、お父様がろうけつ染めで作られたそうです。館長様のお名前がしっかりと書かれています。
妹さんが生まれたときのエピソードや日々のご家族の様子、お父様と妹さんと一緒に渡良瀬川でつりをした話など素敵なご家族のお話をしていただきました。とても素敵なご家族だなあと思いました。
そして、かけがえのない尊い命について、慈愛に満ちたあたたかく、やさしい言葉で語りかけてくれる「自分の番 いのちのバトン」についてお話いただき、自他共に命を大切にしなくてはいけないことについて改めて考えることが出来ました。
人のやさしさや、温かさ、そして美しいものに感動できる素直な状態でありたいものであると改めて思いました。
ここには載せられないほど、たくさんの作品についてもご紹介いただきました。
相田みつをさんの作品一つ一つに込められた思いに、直に触れられることが出来たような素晴らしい講演会となりました。創立40周年記念にふさわしい講演会でした。
お忙しい中、講師をご承引いただきました相田館長様並びにスケジュール調整をはじめ様々なご準備をいただきました相田みつを美術館の皆様に心より御礼を申し上げます。