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2016年12月10日 (土)

人権講話

12月7日(水)の朝会は、校長先生による人権講話でした。 毛野南小人権旬間の締めくくりとして、『いのちのまつり「ヌチヌグスージ」』というお話の読み聞かせを、スクリーンを使って行いました。

Dscn0002司会を担当した人権教育主任です。

 

Dscn0004『いのちのまつり「ヌチヌグスージ」』について説明する校長先生

以下、お話の内容の一部です。

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『いのちのまつり「ヌチヌグスージ」』 

作: 草場一壽(くさば かずひさ)さん、 絵: 平安座資尚(へいあんざ もとなお)さん

「ヌチヌグスージ」とは、沖縄の方言で、「命のお祝い、命のお祭り」という意味です。

02_2 はじめてこの島にやってきたコウちゃんが、オバアにたずねました。

「みんなで、なにしているの?」

「わたしたちにいのちをくれた、だいじなご先祖さまのお墓参りさぁ~。」

  03_2 オバアがたずねました。「ぼうやにいのちをくれた人は誰ね~?」

「それは・・・・お父さんとお母さん?」

  04_2「ねえ、おばあさん、ぼくのご先祖さまって何人いるの?」

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「ぼくにいのちをくれた人、2人」

「お父さんとお母さんにいのちをくれた人、4人」

「おじいちゃんとおばあちゃんにいのちをくれた人、8人」

「ひいおじいちゃんとひいおばあちゃんにいのちをくれた人、16人」

「その上に、32人、 そのまた上に・・・・」

  

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「ぼくのご先祖さまって、1000人くらい?」

「もっともっと、いるさぁ~ね」

 

07_3「じゃあ、100万人くらい?」

「オバアにわかるのは、数えきれないご先祖さまが誰ひとり欠けても、ぼうやは生まれてこなかったと言うことさぁー。だから、ぼうやのいのちは、ご先祖さまのいのちでもあるわけさぁーね。」

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「いのちをありがとう~!」

このお話を通して、子供たちが、自分が生まれてきたことの奇跡、命の尊さ、ご先祖さまへの感謝の気持ちなどを、感じてくれたことと思います。

最後に、小曽根俊子さんという方が作った『誕生日』という詩を紹介しました。 佐野市出身で、生まれてすぐの高熱が原因で脳性麻痺になり、両手両足が不自由でしたが、たくさんのすばらしい詩を作った方です。 09_2

人のいのちはずっと続いています。 いのちの旅は終わりません。

皆さんも、たくさんのご先祖様から引き継いだいのちのバトンを大切にして、磨いて輝かせていってほしいと思います。

以上、人権(生命尊重)に関する講話の内容でした。

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